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東証新市場が変える中小企業のガバナンス設計

ガバナンスとは

上場準備が迫るガバナンス再設計のタイミング

2025年6月3日、元東証審査員とJ-Adviser(上場に関するアドバイザー)によるセミナー「TOKYO PRO Market上場の実像とステップアップ戦略」がリアル開催されます。このセミナーでは、経営を加速させるガバナンス設計がテーマの一つに挙げられています。

中小企業経営者にとって、上場は「ゴール」ではなく「スタートライン」です。しかし、多くの経営者は上場準備の過程で、初めて本格的なガバナンス設計と向き合うことになります。

本記事では、このニュースを切り口に、TOKYO PRO Marketという選択肢が中小企業のガバナンス設計にどのような影響を与えるのか、具体的なアクションとともに解説します。

TOKYO PRO Marketが中小企業にもたらす3つの変化

従来の東証一部・二部とは異なるガバナンス基準

TOKYO PRO Marketは、東京証券取引所が運営する市場で、従来の市場第一部や第二部と比較して、上場基準が緩和されています。具体的には、時価総額や株主数などの基準が低く設定されており、中小企業でも上場しやすい環境が整っています。

しかし、ガバナンスに関しては「緩い」わけではありません。むしろ、上場後は投資家保護の観点から、内部統制や情報開示の厳格さが求められます。

ここで重要なのは、「基準が緩いからガバナンスも緩い」という誤解です。TOKYO PRO Marketは、中小企業が上場を経験しながら、段階的にガバナンスを強化していく「育成市場」としての役割を持っています。

ステップアップ戦略がもたらす中長期的なガバナンス設計

今回のセミナーでは「ステップアップ戦略」という言葉が使われています。これは、TOKYO PRO Marketに上場した後、いずれは東証プライム市場やスタンダード市場への移行を視野に入れた戦略を指します。

この視点は、中小企業経営者にとって極めて重要です。「まず上場すること」だけを目標にすると、ガバナンス設計が場当たり的になり、後々大きな修正コストが発生します。

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