AI活用の実践 / SaaSから内製へ

SaaSの死を予感させるAI時代の新戦略:自作ツールで属人化を解消し、マーケティングを自動化する

最近、コンサルティングの仕事を通じて興味深いことに気づきました。「SaaSの死」が現実になるかもしれない、ということです。

実は今、私は毎日使っているSaaSを一つずつ自分で作り直し、順に解約しています。理由は単純です。データ連携がしやすくなり、オペレーションが格段に楽になるからです。

「作るより使う」の常識が覆りつつある

これまで、SaaSは「作るより使う」のが当たり前でした。しかし、AIの進歩がその常識を覆しつつあります。

あるクライアント企業では、API経由で既存の設定情報を取得し、AIでマニュアルを自動作成するシステムを導入しました。その結果、長年の課題だった属人化が大幅に解消されています。

ポイントは、単にツールを置き換えたのではないという点です。自社の業務フローに完全に合わせたシステムを組んだからこそ、既存のSaaSでは届かなかった効率を手に入れられたのです。

マーケティングも9割は自動化できる

私自身のマーケティング業務でも、認知の獲得から成約までの流れの大半を自動化できています。

唯一手間がかかるのは、動画を使ったバズ施策の部分だけです。とはいえ、AI系のビジネスを展開している企業にとって、これは技術力を見せる絶好の機会でもあります。他の業界に比べ、むしろ有利に働く場面も多いでしょう。

この変化は、中小企業の経営者やCTO、バックオフィスの責任者にとって大きなチャンスです。大手企業と同じSaaSに月額料金を払い続ける必要は、もうなくなりつつあります。

SaaS脱却を進める3つのステップ

ステップ1:使っているSaaSを洗い出す

まずは、社内で使っているSaaSをリストアップしましょう。それぞれの月額コストと機能を整理するところから始まります。

ステップ2:AIで代替できないかを検討する

各SaaSの核となる機能を見極め、AIやローコード開発で置き換えられないかを考えます。すべてを置き換えなくても構いません。一部の機能を自作するところから始めるのがおすすめです。

ステップ3:小さく始めて段階的に広げる

いきなり全部を変える必要はありません。最も効果が見込める領域から着手し、成功体験を積み重ねていくことが大切です。

作り直すことが、最良の学びになる

今使っているSaaSを手本に、AIで自分なりに作り直してみる。これは非常に勉強になります。コスト削減にとどまらず、自社の業務を深く理解し、本当の意味での効率化を実現するきっかけになるはずです。

もちろん、すべてのSaaSが不要になるわけではありません。それでも、「作る」という選択肢を持つだけで、経営の自由度は確実に高まります。

AI時代の経営戦略として、ぜひ「SaaS脱却」を検討してみてください。思わぬ競争優位が見つかるかもしれません。